突板とは、天然木を0.2ミリほどに薄くスライスしたものです。原木を製材し、大型の機械で薄く削り出し、乾燥させます。安定した芯材に貼り付け、高圧プレスで圧着させたものが、突板合板です。天然木の美しい木目を生かし、木材の温かみを損なわず、厚い無垢材の短所である反りを、圧倒的に軽減しています。 「反りがほとんどない」「軽い」という利点を、あわせ持っている素材です。
薄くスライスされる天然木
木目の美しさ、手触りを楽しめます
突板が使われる理由
突板の歴史は、紀元前の時代とも言われ古くから人の技術として受け継がれています。家具や工芸品に装飾として日本でも使われ寄木細工などが、一例です。 「突板」は「木」の手触り感、素材感、経年変化を楽しむ「木」本来の風合いを生かしつつ、唯一無二の柔らかい空間を演出してくれます。テレビや報道などでよく目にする国会議事堂や首相官邸など主たる内装には「突板」が良く使われているのも唯一無二だからでしょう。また、高級車や楽器にも使われているのも良く目にしますが目に映る「木」が親しみを感じさせてくれている事を意味してると思います。
突板の特徴
「突板」は「木」です。素材感、手触り感、経年変化を楽しめる住空間には親しみやすい素材です。
経年変化による反り、狂いが生じにくくなっています。
同じ木で多くの製作物（家具・建具）や、内装仕上げ材（壁面材・天井材など）ができます。